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  • GEMSの教育効果
  • GEMSセンターの紹介

GEMSとは?

GEMS(Great Explorations in Math and Science;ジェムズ)は、アメリカのカリフォルニア大学バークレー校の付属機関LHS(Lawrence Hall of Science;ローレンスホール科学教育研究所)で開発されている幼稚園から高校生年代を対象とした科学・数学領域の参加体験型プログラムです。

1980年代に開発が始められ、アメリカの教育改革や国内外の様々な研究知見の影響を受けて発展してきました。また、アメリカ各地の学校現場で試用されながら発展してきました。したがって、しっかりとした理念や理論をベースにしつつも、プログラムは子どもでも取り組みやすいシンプルなものになっています。

体験学習の理論に基づいてプログラムが構成されているので、ただ実験や観察をするだけでなく子どもたちの自由な想像力を引き出しながら科学の基本概念や方法を学ぶことができます。
GEMSのプログラムではプロセスを重視するので、子どもたちが自分たちで実験を企画し、話し合って結論を導き出します。

GEMSが開発されたLHSとは

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カリフォルニア大学バークレー校のローレンスホールオブサイエンスは1968年以来、子どもの科学教育を研究、開発してきた研究機関であり、アメリカの科学教育改革を支えてきました。これまで開発されてきた数多くのカリキュラムのうち、OBIS、SAVI、FOSS、MAREなどが、日本でも紹介されています。

Lawrence Hall of Science
http://www.lawrencehallofscience.org/
ジャパンMAREセンター
http://www.marinelearning.org/mare/index.html

例えば、『ウーブレック-科学者は何をするヒトなの?-』というプログラムでは、子どもたちがスライム状の謎の物体ウーブレックの性質を調べるために、様々な実験をします。そして、その結果をもとにみんなで「ウーブレックは液体なのか、固体なのか?」を話し合います。実験方法を指定してしまうような従来の科学教室とは異なり、与えられた課題を解決するために自分たちが何をすべきかを考えて活動します。

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GEMSのゴール

GEMSは、体験をベースにした科学・数学学習によって基礎学力を身につけるとともに、自分で考え、学ぶ姿勢を育てることを目標としています。

具体的には、以下のような目標を設定しています。

  • 1.自立した学習姿勢及び批判的な思考力を養う
  • 2.生徒たちに、科学および数学の中核概念を理解させる
  • 3.科学および数学の主要技術の習得を促す
  • 4.科学および数学に対する積極的な姿勢を育成する
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GEMSティーチャーズガイド

GEMSでは、これまで幼稚園から高校生までを対象とした70冊あまりのティーチャーズガイド(テキスト)が出版されており、日本でも34冊が翻訳されています。

(2012年5月現在)

ティーチャーズガイドは、それぞれ物理学、生物学、化学、数学、考古学などの知見をベースにしているので、特定の教科にとらわれずに実施することができます。
GEMSのティーチャーズガイドは、科学及び数学の専門知識がない方でも十分に実施できるよう構成されています。それぞれのティーチャーズガイドにおいて、事前に準備しておく教材のリストからふりかえりの方法、使用するワークシートなどがまとめられています。さらに、学習者どうしの話し合いをさせたり、プロセスを重視する学びをファシリテート(進行、促進)するための具体的な発問が紹介されているので、ティーチャーズガイドを読めばどなたでも実施することができます。 GEMSティーチャーズガイドはこちらからご覧いただけます。

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