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GEMSの教育効果

今、求められている「考える力」

学校で習ったことを日常場面で活用する能力がどれだけあるかを測る国際比較調査として、OECDが実施しているPISA調査というものがあります。それによると、日本の子どもたちは
「学校のテストは得意だが、それをなかなか日常に活かせない」
ということが言われています。
/><p class=OECD生徒の学習到達度調査(PISA) ~2006年調査国際結果の要約~より

上の表は、PISA2006のある科学に関する問題における日本の順位を表しています。これを見ると、日本の子どもたちは結論がすでに示された問題に知識を当てはめることは得意だが、身の回りの具体的な事柄に科学的思考を適用することは苦手であることがわかります。このことから、日本の子どもたちは普段から「どうしてこうなるの?」という疑問をあまり持たないで生活しているということが指摘されています。このような子どもたちの現状を踏まえ、2008年に告示された新しい学習指導要領では、「生きる力」を育むという理念のもと、知識や技能の習得とともに思考力・判断力・表現力などの科学的な思考の育成を重視するという指針が述べられています。特に理科教育では、「小学校理科の観察、実験の手引き」が作成されるなど、体験を通した学習が推奨されています。

教育効果

GEMSで期待できる教育効果としては、以下のような効果が掲げられています

参加者、生徒

参加者、生徒は

  • グループ学習によって、メンバー間の話し合いが積極的に行われ、言語能力、コミュニケーション能力などの発達が促される。
  • 体験学習によって、プロセスを考えていく能力が高まる。
  • 活動中心の授業で問題解決過程における創造力、自主的思考力が養われる。
  • 身近な素材や教材を扱う授業で学習意欲が高まる。
指導者

指導者は

  • 教師、教育者間のコミュニケーションが活発になり、科学、数学の体験学習法をより深く理解できるようになる。
  • 考え方やマニュアルがしっかりとできているので、専門的知識、技術がなくても、(学習の支援者として)楽しく指導できる。
  • 体験学習の評価方法についての理論、アイディアを学べる。

体験学習サイクル

GEMSのプログラムは
「仮説を立てる(導入)→探究する→概念化する→新たな問題を解く(応用)」
という体験学習サイクルを取り入れています。
GEMSでは、説明を聞くことよりも子ども自身が行動することを優先しており、まずは楽しく実験することから始めます。そうすることで、子どもたちは自分から積極的に活動に取り組み、基本的な概念やアイディアを理解するのに必要な体験をします。そして、自分たちが得た体験や結果をもとに次はどのような実験をしようかを考えます。
さらに、実生活の中でのつながりを見つけていきます。
GEMS Program

Multiple Intelligence(MI)理論

GEMSでは、科学的思考力・判断力のみならず、文学、芸術、音楽など、MI理論をプログラムに取り入れており、学習者の主体的な探究を促すように構成されています。MI理論とは、ハワード・ガードナーによって提唱された、従来の知能(IQ)テストから引き出される言語的・数学的能力を指す「知能」という狭い概念に対して、より多元的に知力を捉える新たな枠組みです。それによると人間の知能には少なくとも8つの領域があり、これらの知能はそれぞれ独立しながらも関連し合っているといわれています。個人ごとに得意・不得意のコントラストが異なるため、複数の知能を働かせるような活動は学習者の主体性を高めることができます。