BLOG

感情と共に学ぶ
2013年10月30日

「やる前に考えてたから、それが当たったときうれしかった!」

「うーん、僕は考えてたのが外れたからくやしかった…」…

先日開催した科学教室で、小学1・2年生の子たちが言った感想です。「やる前に考え」というのは、「予想」の低学年言葉です。

 

行ったアクティビティは、浮く物体と沈む物体を予想し、検証する『浮く?それとも沈む?』。実際に物体を水に入れる前に結果を予想したことで、嬉しさや悔しさといった感情が出てきたようでした。

 

少し話は跳びますが、感情はとても記憶に残りやすいことで知られています。自分が小さい頃を思い出したとき、すぐに思い出せる記憶には強い感情が伴っている(伴っていた)ことが多いのではないでしょうか。詳しくは割愛しますが、これは脳機能に関係していると言われています。

 

予想をするということは、体験学習ではとても大切なことです。ただ体験するだけでは、生じる感情は限定的です。例えば、悔しいというような強い感情はなかなか湧いてこないでしょう。予想をしてから体験することで、より強い感情が生じ、体験はより鮮やかな記憶として心に刻まれます。これが体験“学習”だと僕は思っています。

 

人間は感情の生き物です。大人でも子どもでもそれは同じです。感情が動くような学習場面をこれからも提供していきたいと思います。

 

ジャパンGEMSセンター研究員

鴨川 光