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2019年8月
GEMSでどんな子が育つの?
2019年08月31日

よく保護者の方から上のような質問をいただきます。
一人ひとりの特性が違うので「必ずこうなる!」とは言えないのですが、実際にGEMSワークショップにきてくれた保護者の方から伺ったエピソードをいくつか紹介します。

7月に行ったチョウチョのワークショップに来てくれた4歳の女の子。その前に来てくれたのは、前年10月のアリのワークショップでした。

ワークショップ終了後に、お母さんからオススメの虫の本を聞かれました。虫が好きなんですか?と聞くと、「去年のGEMS以来ずっとアリにはまってて。実際飼ってみたり、本で調べたりしているうちに虫自体が好きになって、こないだの七夕の短冊に将来『むしはかせになりたい』って書いてたので応援しようかと」とのこと。

なんとGEMSをきっかけに興味が広がって、9ヶ月も虫を探究していたというのです!いきなり知識から入らず、体験的に興味をくすぐるGEMSのアプローチは、こういう自立的な学びを育みます。

次は、幼稚園の頃からワークショップに来てくれていて、今は小学5年生の男の子。ここはお母さんがGEMSアソシエイトで、家庭でもGEMSをいろいろやっていたそうです。

サッカー大好きで土日もなく打ち込んでいる彼ですが、GEMSでやった分野に関しては興味と知識がすごいとのこと。特に本人がお気に入りの『地球、月、星』に関しては、学校で習っていないレベルの模試の応用問題にも普通に対応できているそうで。

「そんなのどこで理解したの?」とお母さんが聞くと、「GEMSでやったから!」と答えたそうです。月の満ち欠けや星の動きを体験的に学ぶので、頭で覚えるだけよりも応用力があるみたい。自分でやってみると、結果(答え)だけでなく、プロセスを考える力がつきやすいんです。

最後は、長年GEMSをやってくださっている男性から。本人も奥様も文系なのですが、お子さんは二人とも大学は理系に進学したそうです。

もちろんGEMS理系に進むことが目的のプログラムではありませんが、日々の関わりの中で興味が湧いたのでしょうか。GEMSは理系を専門に学んでいない親や先生でも実施できるように工夫されてデザインされています。

今回紹介したのはあくまで一例ですが、子どもたちはたくさんの可能性を秘めています。きっとこれからも素敵な話を聞けることでしょう♪

*GEMSワークショップに参加してみませんか?
http://japangems.org

みんなで笑うために
2019年08月04日

小学1-3年生を対象に、3日間連続の夏休み講座を開催しました。
今回のテーマは「予想して、よく考えて、遊ぼう!」。シンプルに予想することと、自分の頭で考えることだけにスポットを当てました。

1日目は『液体の探検』。「液体」とは何か、たくさんの液体を調査しながら学びます。やっぱり初日は緊張感が高いものですが、同じグッズを囲んでいると自然と距離感が近くなれるのが子どもたちのいいところ♪

2日目は『溶解について』で、液体の中に固体(粉)を入れた時に、「溶ける」ことで新しい性質が生まれることを探究。初日の様子を見て、子どもたちの特性ごとに班を組み替えたので、一気に探究に熱が入りました。

3日目は『秘密のレシピ』のアイスづくりパート。牛乳(豆乳)の中に、砂糖やバニラエッセンスを入れて自分だけのレシピでアイスを作り、理想の味になるようにくり返し調整していきました。

このように、GEMSの連続講座では、少しずつ学びを発展させていくシークエンス(sequence)というモデルを採用しています。今回は、「液体」→「液体に固体を溶かす」→「液体に自分で分量を調整して固体を溶かす」というように、液体と個体の性質と変化について学んでいきました。

それと今回特に意識したのは、お子さんのアセスメントをしっかり行った上で、個別のファシリテーションプランを実行すること。教育心理学が専門の早稲田大学の学生さん(かもの後輩)をスタッフに迎え、活動中の行動観察を基にそれぞれの子に次の日どう関わるかを考えていきました。

「あの子は無理に書かすより、口頭で思考を深めたほうがいいね」「ペースがゆっくりな子を同じ班にまとめて、全体説明の後にもう一回噛み砕いた説明をしてあげて」「〇〇くんには、先に小さな紙に1日の流れを書いて見通しをもたせてあげよう」などなど、子どもたちがより安心して楽しく学べるような場づくりを心がけました。

連続講座は体力的にはしんどいですが、子どもたちの学びのエネルギーがどんどん大きくなっていくのを感じられるのが本当に大好き!子どももスタッフも、みんなで笑っている瞬間が最高に楽しい!

今年も素敵な3日間が過ごせましたー♪