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かも、再びブータンに行く #2
2019年10月17日

3年生に続いて、4年生とは『カラーアナライザー』のワークショップ!
学年的に色の波長など知識の部分は割愛して、秘密のメッセージづくりを中心にやりました。

まずは、回折格子(分光シート)を通して電球の光を見てみると、白い光の中に隠されたさまざまな光の色が虹のように現れます。ブータンでも虹は7色という のが通説らしいのですが、子どもによっては「僕は6色にしか見えないけど?」「わたしは9色見える!」など意見がバラけます。

そこで、色の見え方は一人ひとり違うんだという話をします。1つの理由は、全く同じ身体の人はいないから。もう1つの理由は、色は名前がついていないと認 識できないから。アフリカのある部族の人は虹が2色にしか見えないんだよーという話も添えつつ、色の見え方に正解はないから自分の見え方を大事にしてねと 伝えました。

そこから、赤と緑のカラーセロファン越しに物を見ると色が変わる不思議を体験します。これに子どもたちは大盛り上がり!お互いの民族衣装の色の変化を楽しんだり、教室の掲示物を見たり、「何でこうなるのー!?」と不思議の世界にどっぷり浸かっていきます。

じゃあ色が変わる仕組みを使って、赤(緑)のセロファンを通してみると読める秘密のメッセージを描いてみようというのが次のステップ。ここで驚いたのは、 子どもたちが躊躇せずに描き始めたことです。完全に仕組みを理解しているわけではないのに、とりあえず描いてみて、上手くいかなかったら調整してと、 Try & Errorのモードにスッと入るのです。

全てのブータンの子がそうではないかもしれませんが、前回も含めてこれまで見てきた子たちは、「先行知識がなくてもとりあえずやってみる」という姿勢が日本の子たちよりも強い感じがします。だから、GEMSのような体験学習は特に合うんだろうなぁ。

最後に、世界の見え方について話をしました。今日やったように、色の見え方は一人ひとり違う。つまり、一人ひとりの見えている景色が違うんだ。世の中には いろんな見方があって、みんながハッピーになるためには一つだけの見方で押し通すことは難しいかもしれないね。自分はこういう風に見えてるんだよってこと を、他の人とどうやって共有できるかなぁ?

国民総幸福量(GNH)を重んじるブータンだからこそ、多様な意見や価値観を疎外することなく進んでいってほしいという願いも込めて話しました。これから変わっていこうとしているブータンの教育に、少しでも貢献していきたいなぁと改めて感じた2時間でした。