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2020年7月
オンライン研修toブータン
2020年07月24日
ブータンの教育関係者に向けたオンライン研修を実施しました。
オンラインということで、首都ティンプー以外の地方からもエントリーがあり、教育企業、小学校の先生、幼児教育センターの方などが参加してくれました。
研修のテーマは「探究のつくり方」。ブータンでも特に低学年の教育の見直しが進んできており、一方的に教え込むのではないアプローチを模索しています。
 
今回は『溶解について』というプログラムの中から、身近な粉(固体)を水に溶かしてみるとどうなるかという実験や、酢の中に生卵を漬け込んでおくとどうなるかという観察にチャレンジ。
最初の実験では、それぞれのお家にある砂糖や粉ミルクなどを水に入れ、かき混ぜるとどう変化するかを観察します。どうなった?と聞くと、何を当たり前なという様子で口々に「Dissolving(溶けてるよ)」と答えが返ってきました。
え、みんな違う粉を水に入れたのに、全部dissolve(溶ける)って同じ現象が起きたってこと?何で全部そう言い切れるの?その根拠は?と深堀りしてみると、「…え?」とみんなしばらく沈黙した後、「粒が消えたから」「それだけじゃなくて、液体の色が変わった!」「匂いもね」「飲んだら味も違うと思うよ?」と一気にディスカッションがお祭り状態に。
アクティビティはシンプルでも、こんな風に発問の工夫次第で深くサイエンスの世界に入っていくことができるんだよーと紹介しました。
さらに、粉を水に溶かすだけの行為が何でこれだけ盛り上がるサイエンスアクティビティになるの?というディスカッションへと発展。自分でやってみるって大事だねという意見が多く出ていました。
 
 
日本では当たり前に手に入るものが、ブータンではなかなか身近にないこともあります。モノに頼らない、ファシリテーションベースで行うGEMSは、地域を選ばずに実施できるのでブータンの先生方にもすぐ使えるアイディアだと好評でした。
「こういう研修がないから、早く次回もやって欲しい!」とリクエストもいただけたので、次は何をやろうかな~♪
オンラインの状況を楽しんでいるGEMSセンターでした。
遊びでたくましく!
2020年07月14日

日本環境教育フォーラム(JEEF) の機関誌「地球のこども」で連載しているGEMSコラムの最新回がアップされました。

今回は、新型コロナで揺れる今、子どもたちにどんな遊びが大切かという問いについて書いています。

自然災害やウイルスの感染拡大で自宅待機が続くと、子どもたちが退屈してストレスを溜めると盛んに言われるようになります。

たしかに定期的に日の光に当たったり、外の空気を吸ったりすることは、子どもたちの心とからだを整えるためにも大切です。

でも、外で遊べないことと退屈することは、本来イコールではないですよね。

一体子どもたちに何が起きているのでしょう?

▼全文はこちらからお読みいただけます。

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子どもたちとワークショップをする中で感じたことを、ジャパンGEMSセンター・鴨川が発信するコーナーです。
ワークショップの中でよく受ける質問について、どのように考えているかお応えします。

▼バックナンバーはこちらからお読みいただけます。

おうちだからできること
2020年07月12日

大人対象のオンライン・ワークショップを開催しました!

今回は『秘密のレシピ』というプログラムの中からのりを作るアクティビティにチャレンジ。通常は塩や小麦粉などこちらで用意した粉を材料にしてのりを作ってもらうのですが、オンラインでは全員が同じものを用意するのは難しい…。

そこで、逆にその状況を逆手にとって、各自の家にある粉をブレンドしてのりを作る設定にしました。作り方を説明して、材料集めヨーイドン!みんな一斉に画面の前から消えて粉を集めに行きます。ファシリテーターが一人取り残されるというおもしろい状況(笑)

そして、黙々とのりを練る音と、たまに「おぉ…」「あー」という独り言だけが聞こえてきます。シュール。

どんな粉使ってるんですかー?と聞いてみると、「美味しそうなのりにしようと思って」とだんご粉とヨモギ粉を混ぜたのり、「焼いたらそのままクッキーになる」という小麦粉と砂糖を混ぜたのり、そのほか鶏がらスープの素、おからパウダー、粉せっけん、辛ラーメンの粉などなど、粉大喜利状態に。それでも結構のりになってるから不思議です。

対面でワークショップしているときは、全員で同じグッズや材料を使うことがなんとなく当たり前になっていました。でも、それが難しいオンラインでは、逆に“違い”を活かすワークショップが強みになります。

「自分の理想ののりを作る」という共通のゴールに向かって、それぞれが異なる材料やプロセスで挑む。それを共有することで、誰の組み合わせが良いかや、誰のと誰のアイディアを組み合わせるとより良くなるかといったディスカッションに発展できます。

現在いろいろな制限がある中でワークショップを行っていますが、どうせならその状況を活かしたことをやりたいなーと思って楽しんでいます。

だって、楽しいこと考えるのが仕事ですから♪