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みんなアーティスト
2020年02月10日

みなさんは絵を描くときに何で色をつけますか?絵具?クレヨン?
もしその中に自分が欲しい色がなかったら、どうしますか?

自分が本当に欲しい色の絵具を1からつくるワークショップを、パリのルーブル美術館で絵画補修の研究員として活躍されている藤井ひとみさんと開催しました。

まずは、絵具の材料となる顔料の粉とアラビアゴムを観察することからスタート。顔料だけを筆につけて塗ってみても紙がわずかに色付く程度ですが、粘り気のあるアラビアゴムを1滴混ぜるだけで一気に発色のいい絵具に。

さらに、水を加えるとスーッと伸びて濃淡も表現できる水彩絵具ができあがります。あっという間に粉から絵具へと変化していくの様子にみんなびっくり!色を混ぜたり、水分量を調節したりしながら、黙々と紙に色を塗りつけていきます。

子どもたちが普段お絵かきするときは、描きたいものに合わせて色を「選ぶ」ことから始まります。それが色を「つくる」ところからスタートすると、子どもたちは形を描くということに捉われません。色の不思議を研究する科学者のノートのような、探究の軌跡がわかる素敵な作品が出来上がります。

色の探究が盛り上がっているところで、今度はお父さんお母さんが描いてくれたぬりえにチャレンジ!実はこれ、子どもたちの探究を後ろで見ていた大人たちに、「自分のお子さんがつくっている色で塗ったらおもしろそうなぬりえをつくって」とお願いして描いてもらったもの。

家に帰ってから、こんな風に子どもたちに寄り添ってあげてくださいねーという練習も兼ねて描いてもらったのですが、親が自分のために描いてくれたというのが子どもにはすごく嬉しかったみたい♪色づくりがさらに加速していきました。

アートとサイエンス、親と子、コラボレーションすることで学びの新しい可能性が広がります。次はどんなコラボレーションができるかなぁ?

*藤井ひとみ(ひとみこぱん)さんのHP