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岡ツアー#5
2019年03月04日

岡山市にある環境学習施設「アスエコ 」さんで親子GEMS!
3月3日のひな祭りに合わせて『ペンギンとひなたち』を実施しました。こういう選び方もたまにはいいよね♪笑

「子どもたちのリアクションを見ながら流れを決めます!」と宣言して始めたワークショップは、まずコウテイペンギンの身体の観察から。

自分の身体と比べながら、大きさはどのぐらい?自分と違うところはどこ?というように少しずつ可愛いキャラクターとしてのペンギンから、生きものとしてのペンギンに意識がスイッチしていきます。

初めてのGEMSで緊張している子(親も)が多かったので、全体の時間を早めに切り上げて個人作業のクラフトへ。紙袋でペンギンを作っていきます。

すると、徐々に子どもたちがほぐれてきて、もうそろそろ次に行きたいんだけどーと声をかけても誰もやめない(笑)ひたすら自分が満足いくまでペンギンとそのエサを作り続けています。

そこからペンギンを1つの島に集めて、エサを獲るロールプレイをしたり、南極を模した氷を触ってみたり、ペンギンの暮らしの絵本を読み聞かせたり、盛りだくさんの内容でペンギンの暮らしに迫っていきました。

最後に、ペンギンたちが暮らす場所の氷がなくなってしまわないように、電気をこまめに消したり、車移動を控えたりしてみてねという環境的なことを捕捉して終了。あっという間の90分でした。

今回は、岡山在住のGEMSアソシエイト岡 亜希子さんがスタッフとして参加してくれたのでが、めちゃくちゃおもしろかった!

5年ぶりに一緒にやったのですが、お互いが大切にしていることがわかっているから、机や教材のセッティング、参加者への声かけ、アクティビティの切り替えが一言二言のやりとりで通じ合えます。

同じ年にGEMSアソシエイトになった同期なので、お互いがそれぞれの領域で積み重ねてきた5年間の成長を味わいながら、気持ちよくワークショップできました。

良いところも、次の一歩も、率直にフィードバックし合える関係っていいなぁ♪

岡ツアー#4
2019年03月04日

岡山2日目は、かんきょうひろば(岡山県環境学習協働推進広場)主催で環境教育にかかわる方たちとのワークショップ!
「体験学習の本質を学ぶ」という立派なタイトルをいただいて、『たったひとつの海』と『沈む?それとも浮く?』を実施しました。

終わった後に「初めての感覚でした!」と感想をいただいたように、最初はみなさん普段と違う(?)進行に戸惑っているような様子もありました。

しかし、体験が始まってしまえばそこはGEMS。思考が動き、興味が湧き、心が躍る♪特に浮くか沈むかの探究では、どんどん水槽を囲む人の輪が小さくなってきて、コミュニケーションが活発になっていきます。この感じいいなぁ!

GEMSは環境教育のためにつくられたプログラムではないけれど、環境人材の育成に必要なエッセンスはたくさん詰まっています。

環境教育における「体験」は大きく2種類あると考えています。1つは、実感を持って環境トピックを学ぶためのもの。自然の中に出かけたり、『たったひとつの海』のようにモデルを使ったり、話を聞くだけでなく実際にやってみることで学習効果が高まります。

もう1つは、学んだことを実践に移すためのチカラを育てるためのもの。一見 環境学習には関係ないような『沈む?それとも浮く?』のようなアクティビティや、プログラミングのような教育は、環境をなんとかしたいと動こうとした時の実行力(思考力、コミュニケーション力、創造力など)を養います。

環境人材を育てるためにはどちらも必要。実行力が伴わなければ、どれだけ知識を学んでも頭でっかちになるだけです。逆に実行力だけあっても、課題に気づけなければそのチカラを発揮することもできません。

的な話をしてきました。
いやー、4時間あっという間だったなぁ♪

岡ツアー#1
2019年03月01日

今日から3/4まで、静岡〜岡山でGEMSワークショップツアーを敢行します!
初日は、GEMS Cafe in静岡。静岡の理科教員や学生さんたちと『液体の探検』で盛り上がりました♪

毎年呼んでいただいて、今年で4年目になる静岡でのGEMS Cafe。顔なじみの先生も増えて、アイスブレークがいらないような温かな空気で迎えてくれます。

今回は、ビンの中に入ったいろいろな液体を観察し、自分たちなりに分類してみる「液体分類ゲーム」と、真水・塩水・炭酸水の中にインクを落として広がり方を記録するパートにチャレンジ。

最初の投げかけからずっとワクワクでしたという感想をいただくぐらい、みなさん探究に前のめりで、終始にぎやかでした。箸が転がっても…ではないけれど、ハチミツがどろっと流れていくのを見ているだけでもおかしくなってくるから不思議です。

自分で観察して、その情報から思考して、次の興味が芽生えて、新しい探究が始まる。そこに“正解”が設定されていないことで、どれだけ気持ちが楽になるか。その学びのプロセスに“正攻法”を強制されないことで、どれだけ受容感が高まるか。

そうやってお互いが否定も攻撃もされない場がにいると、なんかもうそれだけで楽しい♪思い通りにいかないことがおもしろくなるし、失敗したことが笑いのタネになります。

ずっと余韻を味わっていたいような、味わいのある探究ができました^^

岡ツアー#2
2019年03月01日

昨夜のGEMS Cafeの感想の中に、「子どもたちにやってあげたいけれど、教科書で手一杯なので授業でGEMSのような探究をするのは難しい」という方がいらっしゃいました。

実は、ワークショップで毎回のように出るこの種の感想にどう向き合うかをずっと考えていました。先生方の大変さもわかるし、学校のやり方を否定したいわけではないし。

ただ、昨日ふと思ったのは、こういう感想を持たれる先生は、GEMSのコンテンツに注目されているのではないだろうかということ。GEMSの探究がコンテンツの魅力によって生み出されていると捉えると、授業時間が足りなくなると考えるのもわかります。

でもGEMSの探究の多くは、ファシリテーションによって生み出されています。もちろんコンテンツの魅力によって引き出されるものもありますが、それを活かすも殺すもファシリテーション次第。教え込み型でGEMSをやってもちっとも楽しくありません(笑)

そしてこの「ファシリテーション」というスキルは、GEMSだけでなくすべての授業で探究を生むことができます。子どもたちの淡い気づきを広げ、深め、繋げ、学びのサポーターになることで、教科書の問いから始まったやり取りでも探究的に変わっていきます。

そこを学校で取り入れてほしい!教科書ベースの授業のままでいいので、そこにファシリテーションをトッピングしてほしい!

学んだことをそっくりそのままじゃなくて、日常の中に適用したり応用したりするのって、大人が子どもたちに求めていることだと思うんです。大人もそれを大切にしたいですよね。

さーて、今日もラーニングサイクル回そうかー!

※写真は昨夜の活動中にぐうぜん生まれた探究。インクで色をつけた炭酸水をスマホライトで天井に投影しています。天井で観察するという新しい発想がおもしろい♪

岡ツアー#3
2019年03月01日

岡山に到着後、ローカル線に乗り換えて一路倉敷の美観地区へ。
江戸時代の街並みが残るこの場所にある古道具店「ウームブロカント」にやってきました。

実はこのお店、GEMS仲間の岡亜希子さんが店長さんなのです。元々はお屋敷の蔵だったという店内には、所狭しと日本各地から集められた古道具(ブロカント)が並んでいます。

古道具のおもしろいところは、二つと同じものがないところ。それは、昔の持ち主に愛され、しっかりと使い込まれた痕跡が刻まれているから。元は同じであったろう金属製のスプーンも、一つ一つ錆び具合や欠け具合が違っていて宝探しのような楽しさがあります。

そしてもう一つの大きな魅力は、新しい価値を見出すこと。糸車がキャンドルホルダーになったり、演算用紙がランプカバーになったり、アイディア次第で古道具や廃材に新しい命が吹き込まれます(これをクリエイティブ・リユースと言ったりする)。

違いを観察し、どう使えるか想像を巡らせ、新しい使い方をクリエイトしていくー。そう、古道具屋さんにはサイエンスが詰まっている!

次はここで古道具を使ったGEMSをやってみたいなぁと画策中。刺激的な時間でした♪

正解探しよりおもしろいこと
2019年02月23日

先日ある幼稚園の先生からGEMSの「浮く?沈む?」をやってみたという報告のメールをいただきました。
その中で、はじめの方は園児たちが当たり外れを気にしてしまって、予想をしたがらなかったというエピソードが書いてありました。間違うのが嫌で、予想を聞いても応えを渋っていたのだそう。

そこで、その先生は「予想はあくまでも予想、予想が外れる=新しいことを知るっていうすごいことだし、新しいことを知るって嬉しいね」と声をかけました。すると、雰囲気が軽くなり、楽しい雰囲気で活動しているうちに徐々に予想できるようになっていったとのこと。そして、「まだまだ調べたい!」と子どもたちが言うので、しばらくこの探究を続けていくそうです。

いやぁ、素敵な関わり方だなぁと思いながら、ふと僕が好きな科学者の言葉を思い出しました。

実験には二つの結果がある。
もし結果が仮説を確認したなら、君は何かを計測したことになる。
もし結果が仮説に反していたら、君は何かを発見したことになる。
byエンリコ・フェルミ(ノーベル物理学賞受賞のイタリアの科学者)

この先生がが子どもたちに語りかけたように、予想が外れたことにも大きな意味があります。当たったか外れたかに注目するのではなく、何で当たったか外れたかに質問を向けていくと、結局誰も“わからない”のです(笑)

目の前で起きた明確な「結果」だけでなく、どうしてそう考えたのかという
「考察」や「推測」を大切にすると、答えに問われない探究に踏み込めますよ^^

成長しました
2019年02月19日

今年度ジャパンGEMSセンターにインターンに来ていた“はるちか”こと元安遥親さんが先日のワークショップをもって、8ヶ月間のインターンを修了しました。

毎月ワークショップを一緒にやってきて、最後は自分でワークショップを組み立てる側に回るのが毎年の恒例行事。今年は『ペンギンとひなたち』をやってくれました。

人一倍繊細で優しいはるちかは、インターンを始めた当初は子どもに声をかけるのも緊張して、ふりかえりで何もできない自分に落ち込んでいることも多々ありました。

今回も本番直前までずっと不安で、心配そうな顔をしていましたが、始まってみるとしっかり声も出ていて、子どもたちと流れをつくっていきます。何より、子どもたちの状況に合わせて「もっとこうしてごらん」と僕が急に提案しても、動じることなくちゃんとついてくる!大したものです^^

子どもたちもそれに引っ張られるように、もっとこうしたい、次はあれやりたいと探究が広がっていきます。特に、ペンギンとそのエサになる海の生きものをつくるクラフトでは、時間になっても誰一人席を立たないぐらい没頭して、自分たちが満足のいく世界をつくり出していきました。

もちろんたどたどしいところもありますが、自分がうまく立ち振る舞えるかどうかではなく、子どもたちの学びに意識を向けていくのがファシリテーターですから、これでいいんです。立派なGEMSリーダーでした。

こうやって毎年学生さんが成長していく様子を間近で見ていると、その速度に驚かされます。そして、それは僕自身がGEMSをやるうえでのモチベーションでもあります。一緒に成長していきたいからね♪

ありがとう、はるちか!

算数の新時代
2019年02月14日

奈良県の先生たちと、学びのユニバーサルデザイン化(UDL)を推進する研修をご一緒しました。
早稲田大学の高橋あつ子先生とのコラボで、『食べもので算数』のワークショップ!小中高、特別支援の各カテゴリーから集まった約40名の先生方と盛り上がりました!

 

UDLのことを細かく書き出すと長くなってしまうのですが、ざっくり説明すると「すべての子どもが、それぞれの特性を生かしながら深い学びを得る」ことを目指す考え方。GEMSはその一例として呼んでいただいたのです。

そして今回取り上げた『食べもので算数』は、ストーリー仕立ての算数プログラム。メキシコからレストランを開くためにやってきたロサーダさんが抱えている問題を、算数を使って解決&アドバイスするという、日常場面での課題解決がテーマです。

特に、お店の看板メニューに適正な値段をアドバイスするというアクティビティでは、さまざまなデータから自分たちなりに導き出した値段をロサーダさんにプレゼンします。

「原価がこれだけだから、380円にしたらいいよ」
「お釣りの計算が楽だから、ちょっと高くても400円がいいよ」
「奈良に店を出すなら、3人分で1010(せんと)円パックが売れるはず!」

根拠はさまざまですが、それぞれにちゃんと戦略があって導き出された答えたち。思いつきで店先に飾るポップもデザインしてもらったけど、これがまた「トルティーヤ!こうてーや!」とか工夫を凝らしたキャッチフレーズでおもしろい(笑)

算数って答えが一つに決まってしまうものってイメージがあるけれど、それは「先生が答えを一つに絞る」のではなく「生徒が答えを一つに決める」ってことのはず。

たくさんある可能性の中から、論理やデータを駆使して自分なりに答えを導くー。算数が本当に育てたい力ってそういうところだと思うのです。たまたまそれが先生の答えと同じになることはあったとしてもね。

大人が求める答えを探るだけの算数を変えていきませんか?

▼『食べもので算数』
http://japangems.shop-pro.jp/?pid=45203776

色々な学び方、カラフルな可能性
2019年02月13日

少し前になりますが、アート×サイエンス「野菜や果物の色を変化させよう!」を開催しました。
フランスで美術研究員として活躍されている藤井ひとみさんを迎え、野菜や果物から取り出した色素を変化させる色鮮やかな実験にチャレンジ!

紫キャベツ、ブルーベリー、ナスの皮をグツグツ煮ていくと、あっという間に鍋の水が染まってきます。それだけでも十分綺麗なのですが、それをカップに分けてそれぞれレモン汁や重曹を加えていくとガラッとと色が変化するのです!

「うわぁなんだこの色!?」
「比べてみるとこっちの方が青くない?」
とか言いながら、子どもたちはワークシートに色を記録したり、気づいたことを書き留めていきます。

すべての色を再現したいとクーピーの重ね塗りにこだわる子、 少しずつレモン汁を加えていって色の変化を楽しむ子、重曹を加えた時の泡がおもしろくて泡の探究を始める子…アート方面に興味がある子も、サイエンス方面に興味がある子もそれぞれの楽しみ方で学びを深めていくからおもしろい!

アートとサイエンスが同じ場にあることを「STEAM」と形容することもありますが、そのメリットの一つは様々な興味をもった子が、それぞれやりたい探究をしながら、総合的に学べることなんだなぁと実感しました。

アートを楽しんでいるうちに、気づけばサイエンス。
サイエンスを深めているうちに、表現がアート。

一つの領域や手法に子どもたちを縛りつけるのではなく、子どもたちの興味関心から始めて、次第にそれを他の領域につなげていくような学びっていいですよね。

子どもたちの数だけ、色々な可能性があると思うのです。

▼藤井ひとみさんの色使いが堪能できる絵本
『ぱんだえほん〜ぱんぱんぱんだの12ヶ月』
http://www.gotoshoin.com/cat77/12.html

教室の中に“リアル”を
2019年01月31日

JICAの青年海外協力隊として、毎年多くのGEMSリーダーが世界へ飛び立っています。
今も太平洋諸島、アフリカ、中東などで、ある人は小学校の先生として、またある人は環境教育の専門家として活躍されています。

日本で身に付けた様々なスキルが海を渡り、さらに現地での経験の中で磨き上げられて日本に戻ってくるというサイクル。その蓄積を持った人がどんどん教育現場に増えていくのは素敵ですよね。

クラスの子を全員海外に連れていくことは難しくても、海外で経験を積んだ先生は子どもたちにある種の“リアル”を提供できます。

「生きる力」を持った先生が増えるといいなぁ。

JICA海外協力隊経験をもつ教員への期待