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PISA2012について
2013年12月04日

PISA2012の結果が公表されましたね。OECD加盟国の15歳児を対象とした学力テストで、日本の平均点は前回よりも上昇したとの結果が出ました。ただなんというか、内容は特に変わっていないなぁという印象です。PISA調査では回ごとに「読解力」「数学」「科学」のいずれかのリテラシーに重点が置かれるのですが、今回は数学的リテラシーが取り上げられています。

数学の点数自体はそれなりだと思うのですが、数学に対してネガティブな印象を持っている児童生徒はやはり多いようです。学習指導要領やそれに伴った学校の変化もあり、前回よりは数学に興味・関心を持ったり、数学に対して自信を持てたりはできているようですが、まだ国際的にみると低い値です。

問題内容別にみると、解釈や応用といった要素が入った問題がやはり難しいようです。このことから考えてみると、数学を本質的に理解するに至っていない児童生徒が多く、それゆえに数学に対するモチベーションが高まらないのかもしれません。

解釈や応用という話は、学校教育というよりも児童生徒自身の知的好奇心によるところが大きいようにも思います。与えられた課題だけをやっていても身に付かない力ですから。日常生活の中で子どもたちがいろいろなことに疑問を持てるような仕掛けをしていきたいところです。

次回の調査(PISA2016)では、2006年以来に科学的リテラシーに重点が置かれます。果たしてどのような結果になるのか、非常に楽しみです。

 

OECD東京センター http://www.oecdtokyo.org/

国立教育政策研究所 http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/