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イベント報告
自分でやるからおもしろい!
2020年10月13日

来年度からActive Scienceのプロジェクトで関わる麹町学園女子中学校・高等学校で全校講演会を行いました。

テーマは「『自分の楽しい』を自分でつくる」。感染防止のためにオンラインで各教室に配信する形でしたが、小さいアクティビティやぺちゃくちゃを取り入れつつ、聞いているだけではないように工夫しました。

その中でMI(Multiple Intelligence)の話をしたのですが、終了後に30人以上の生徒さんたちが相談にいらっしゃいました。

学習のこと、友人関係のこと、将来のこと、なんとなく不安なまま過ごしていたものを、MIというヒントを得て何か変えられるかもしれないと思ったみたい。

昼休みの1時間まるっと生徒さんたちと話して終わりました。少しでも響くところがあったなら嬉しいなぁ^^

★日能研「8つの知能(MI)で自分の可能性を見つめ直す」

久しぶりの対面WS
2020年10月11日
今年で3年目となる専修大学でのワークショップを実施しました。
大学のレギュレーションに則って感染防止対策をしながらのワークショップなので、いつもとはだいぶ勝手が違います。授業もこの授業だけ以外はオンラインとのことで、学生さんもあまり打ち解けられていない様子です。
 
密にならなくても楽しめるものーと考えて、個人作業が多い光と色の探究『カラーアナライザー』を選びました。
回折格子で白い光を分光してみたり、いろいろなものを赤・緑のフィルムを通してみると色が変わって見えることを観察したりといった通常の流れに加えて、換気も兼ねてお外へGo!
 
構内を歩きながら、赤・緑のフィルムで見たときに色の変化がおもしろいものを探して写真に撮ってきてもらいます。コロナ下のワークショップでは、こうやって部屋外に出る活動が有効になりそう。
みんなが外に行っている間に喚起や消毒ができるし、どうしても制約が多くなる今のワークショップでは、自由に動ける時間をつくってあげることも大切です。
 
外での学生さんたちの様子を見ていると、いいリフレッシュになっている感じ。3時間という長丁場でしたが、楽しく終えることができました♪
 
オンラインGEMS toブータン
2020年10月07日
麹町学園女子高等学校の生徒さんたちと、ブータンの子どもたちにZoomを使ったオンラインGEMSワークショップを実施しました。
約30人の子どもたちが参加してくれたのですが、ブータンの西から東から、僕たちがまだ行けていない地方からもログインしてくれたのは驚き。これもオンラインならではですね。
 
今回トライしたのは『カエルの算数』のアレンジ版。まずは、高校生たちが英語でアーノルド=ローベル作「なくしたボタン」の読み聞かせ(ブータンの教育はほとんど英語で行われます)。
がまくんがなくしたボタンを探しに行くもなかなか見つからず…というお話ですが、麹町学園ではアクティブイングリッシュを掲げて英語に力を入れているので、生徒さんたちの発音がとてもきれい!子どもたちも聴き入っています。
そこから、ブレークアウトルーム(小部屋)に分かれ、自分だけのボタンをデザインするお絵かきパートへ。ここでも高校生たちの方から「そのボタンかわいいねぇ!」「何色が好きなの?」などと積極的に声をかけてくれていました。
 
 
しかし、ワークショップ終了後には、「子どもたちに何て声をかけてあげればいいか難しかった」「英語の勉強はたくさんしているけれど、いざとなると咄嗟に英語が出てこなかった」と反省の弁。
掘り下げて聞いてみると、しっかり勉強しているが故に、文法や語法が合っているか気になってしまって二の足を踏んでしまったとのことでした。たしかに普段彼女たちが英語で話すのは同世代より上の人たちが多く、“整った”英語を使っています。
一方で、まだ言葉が成熟していない低学年の子どもたちと話す時は、一人ひとりの理解度に合わせてこちらの英語レベルを調整してあげる必要があります。
それでも「悔しいからまたワークショップの機会があったらやらせてください!」と成長意欲を見せてくれた高校生たち。本当にアクティブです。
 
ブータンのお母さんたちからは、「次も参加したいから情報をすぐ流してちょうだい!」ってリクエストがたくさん来ていますよ♪また一緒にワークショップしましょうね^^
 
オンライン海外ボランティアやってみよう!
2020年08月16日
麹町学園女子中学校高等学校の高校2年生のボランティア体験を受け入れているのですが、今年はこんな状況なのでオンラインでブータンの子どもたちにGEMSを提供することにしました。もちろん英語で!
 
『カエルの算数』というプログラムをやるのですが、元になっているアーノルド・ローベル著のがまくんとかえるくんのお話の読み聞かせにチャレンジしてもらいます。
初めての取り組みなのでドキドキもしますが、麹町の学生さん×ブータン の子どもたちでどんな化学反応が起きるかワクワクが止まりません!
オンライン文化が一気に進んで、これまでにはなかったような教育のアイディアがどんどん出てきていますが、GEMSセンターのように各地にネットワークを持っている団体は、今の状況の中コラボレーションで新しいものが生み出しやすいんです。
次はどんな楽しいことしようかしら♪
海って奥深い!#3
2020年08月16日
3つ目のワークショップはネイチャー。
NPO法人オーシャンファミリー海洋自然体験センターの海野義明さんを講師に迎えて、葉山の海の生きものをオンラインで観察する企画です。
 
今回こだわったのは、リアルの再現ではなくオンラインならではの自然との関わり方です。匂いや手触り、空気感といったものをオンラインで伝えるのには限界があります。そこで勝負してもリアルには及びません。
ワークショップの始まりは、Google Earthを使って宇宙から葉山の海へズームイン!全国から子どもたちが参加しているので、会場となる海がどんな場所にあるのか、周りがどんな地形なのかをドローン映像で確認します。
そこから一気に海の中にドボン!事前に撮影しておいた海中の映像を観ながら、海の中を探検します。スイミーのように小魚が群れで泳いでいたり、ウツボがギョロっと睨んできたり、プロが撮影したからこその魚たちの自然な姿が次々に登場。大勢で海に潜ったら驚いて隠れてしまう魚たちですが、オンラインでは一人が撮影したものをみんなで観られるからおもしろいですよね♪
 
さらに、磯に上がってカニやヤドカリの体の仕組みを観察したり、岩にカモフラージュしている貝を何匹見つけられるかクイズをしたり、マクロとミクロの視点を行ったり来たりしながら生きもの観察をしていきました。
ところでみなさん、貝ってどうやって死ぬかご存知ですか?海に遊びに行って、貝殻を拾ったことはみなさんもあると思います。ただ、野生の貝がどのようにして死んで、貝殻として打ち上げられるのかはあまり考えませんよね。写真の貝殻たちはどうやって死んだのかわかりますか?
 
子どもたちにあらかじめ貝殻を送っておき、手元の貝殻の死因を推理することにもチャレンジしました。「貝殻に丸い穴が空いてるってことは、肉食の貝にやられたのかな?」「傷ひとつないな…てことは干からびて死んだ?」と、“殺貝事件”を解き明かしていきます。
これが意外と奥深い!貝を殺す可能性のある容疑者はたくさんいます。そして、殺貝方法もそれぞれ異なります。貝殻という限られた物証から犯人を突き止めていく姿は、科学者的でもあり、刑事的でもあり。だんだん子どもたちがコロンボのような渋い顔になっていきます。
 
今年の夏休みは海に入るのが難しい状況ですが、砂浜で拾った貝殻で推理ゲームをしてみませんか?
海って奥深い! #2
2020年08月15日
アートに続いて、サイエンスWSの「リンゴと海」をレポートします。
 
このプログラムでは、リンゴを地球に見立て、「地球全体の1/4の部分は陸地」「陸地をさらに4等分した部分が食べものを作れる土地」といったように少しずつ切り分けていきながら、自分たちが住んでいる土地が地球上でどれだけ希少か、さらに海のごく一部に海洋資源が集中していることを体験的に気づいていきます。
新しいカケラを切り出すたびに、「これは地球の中であるものが手に入る土地の大きさなんだけど、どんな場所だと思う?」というように子どもたち聞いていきます。
分数が出てくるので高学年向けのように感じるのですが、「リンゴ一個の中でこれぐらいの大きさ」と現物を比較して考えられるので、低学年でもわかりやすいのです。
 
子どもたちは最初どうしても自分に引き付けて考えるので、「地球の16分の1は?」という質問に「日本!」と答えたりします。日本デカいな。
しかし、ディスカッションしていくうちに、だんだんと「建物が立っている場所じゃない?」「魚が獲れる場所!」といったアイディアが出てきました。
 
中でもおもしろかったのは、「人がお金を使える場所」という意見。そうか、都市部はもちろん、人が住めないような場所でも観光地ではお金が使えるから、意外とそれは大きい割合を占めるのかもしれないなぁ。子どもたちの考えは、時として“正解”を越えていくことがありますね。
子どもたちの発想の豊かさを感じたワークショップでした♪
 
▼このアクティビティが載っているガイドブックはこちら
海って奥深い! #1
2020年08月09日
8/1から始まった「海とさかな」自由研究・作品コンクールのオンライン体験学習 全9セッションを本日完走しました!
アート、サイエンス、ネイチャーと3つの切り口で海と向き合ってみたのですが、いやー海はおもしろい!
 
アートでは「海の色」をテーマに、パリで色彩アーティストとして活躍する藤井ひとみさんと、自分だけの海を色をつくるワークショップをしました。
海というと漠然と青色で塗ってしまいがちですが、例えば日本海と沖縄では海の色はまったく違いますよね。さらに、外国の海の色はどうでしょう?夕焼けや夜の海は?
海は場所や時間帯、深さによってもさまざまな色に変わります。だから、子ども達の試行錯誤の結果がどんな色になったったとしても、これはどんな海の色だろう?とそこからストーリーがつながっていきます。
 
もともと藤井さんが得意としている色づくりの探究が、海というテーマと合わさったことで、さらにファンタジックで広がりのあるプログラムになりました。こういう新しい可能性に出会える瞬間がワークショップの醍醐味ですね!
 
色だけでもさまざまな表情を見せてくれる海ですが、人間が地球上でもっとも解明できていないエリアともいわれるぐらい未知のことがたくさんあります。サイエンス、ネイチャーの2つのワークショップでは、海の不思議に迫っていきました。
そちらの報告はまた次回♪
 
*体験学習に参加していなくてもコンクールには応募できますので、夏休みにチャレンジしてみませんか?
オンライン研修toブータン
2020年07月24日
ブータンの教育関係者に向けたオンライン研修を実施しました。
オンラインということで、首都ティンプー以外の地方からもエントリーがあり、教育企業、小学校の先生、幼児教育センターの方などが参加してくれました。
研修のテーマは「探究のつくり方」。ブータンでも特に低学年の教育の見直しが進んできており、一方的に教え込むのではないアプローチを模索しています。
 
今回は『溶解について』というプログラムの中から、身近な粉(固体)を水に溶かしてみるとどうなるかという実験や、酢の中に生卵を漬け込んでおくとどうなるかという観察にチャレンジ。
最初の実験では、それぞれのお家にある砂糖や粉ミルクなどを水に入れ、かき混ぜるとどう変化するかを観察します。どうなった?と聞くと、何を当たり前なという様子で口々に「Dissolving(溶けてるよ)」と答えが返ってきました。
え、みんな違う粉を水に入れたのに、全部dissolve(溶ける)って同じ現象が起きたってこと?何で全部そう言い切れるの?その根拠は?と深堀りしてみると、「…え?」とみんなしばらく沈黙した後、「粒が消えたから」「それだけじゃなくて、液体の色が変わった!」「匂いもね」「飲んだら味も違うと思うよ?」と一気にディスカッションがお祭り状態に。
アクティビティはシンプルでも、こんな風に発問の工夫次第で深くサイエンスの世界に入っていくことができるんだよーと紹介しました。
さらに、粉を水に溶かすだけの行為が何でこれだけ盛り上がるサイエンスアクティビティになるの?というディスカッションへと発展。自分でやってみるって大事だねという意見が多く出ていました。
 
 
日本では当たり前に手に入るものが、ブータンではなかなか身近にないこともあります。モノに頼らない、ファシリテーションベースで行うGEMSは、地域を選ばずに実施できるのでブータンの先生方にもすぐ使えるアイディアだと好評でした。
「こういう研修がないから、早く次回もやって欲しい!」とリクエストもいただけたので、次は何をやろうかな~♪
オンラインの状況を楽しんでいるGEMSセンターでした。
英語で遊ぶ、英語で考える
2020年02月19日

英語でGEMS「Sink or Float ?」を開催しました。
今回は全編英語でお届けする初めての親子講座。はてさてどうなることやら。。

子どもたちが部屋の中に入ったときから、そこはもう英語オンリーの空間。進行も、ファシリテーションも英語です。

そう聞くとすごくハードルが高く聞こえますが、プログラムがシンプルな「浮く?沈む?」なので、実は使う英語はそんなに難しくないのです。

水に入れる前にWhat is this ?(これは何?)と質問。さらにSink or Float ?(沈む?それとも浮く?)と予想を聞き、Why do think so ?(どうしてそう思ったの?)と理由を確認します。このサイクルが何度もくり返されるので、子どもたちはどんどん慣れていきます。

親チームも同じように探究します。英語はI think~のように、日本語よりもI(私)が前面に出る言語です。だから、“〇〇くんのお母さん”のような子どものオマケではなく、親自身もI(私)の探究をするのは、子どもの英語マインドを育てるうえで大切なことだと思っています。

そうこう言っている間に、子どもたちの探究はどんどん熱を帯びていきます!からだを使って学ぶ体験学習コンテンツなので、英語を話すのに疲れてきても、黙々と探究する自由があるのがいいのかも。

言葉だけに寄らない英語学習って、おもしろい!

*「浮く?沈む?」が載っているガイド

おいしい算数
2020年02月17日

先週、小学校低学年を対象に「お菓子づくりで算数」というワークショップを開催しました。算数の課題にチャレンジしつつ、実際にお菓子を作ります。

元のプログラム『食べ物で算数』はメキシコ料理がテーマですが、今回はバレンタイン前ということもあって、カップケーキ作りにストーリーをアレンジ。「粒砂糖、ナッツ、グミ、マーブルチョコ、ドライフルーツという5種類のトッピングの中から、一度に3種類ケーキに乗せられるとき、全部で何通りのカップケーキができるか」という課題にチャレンジします。

大人だと、組み合わせの問題だなとパッと判断して、数式で解いたりするのですが、低学年の子たちはその方法を知りません。1つずつのパターンを絵に描いてみる子もいれば、トッピングの頭文字を3つ並べてパターンを把握しようとする子もいます。

数式で解くのに比べてすごく時間がかかるのですが、1つ1つ確認しながらやる方法には「組み合わせの中身がわかる」という大きなメリットがあります。課題としては「◯通り」という答えを求めればよいのですが、実際にお菓子をつくることを考えると、美味しそうな組み合わせとそうでない組み合わせが出てきますよね。

これが算数のテストであれば、美味しそうな見合わせなんて求めなくていいのかもしれません。でも、今回は発見した組み合わせの中から自分が食べたい2種類のケーキをつくって食べることがゴール。地道に一つずつ確認していっていた子どもたちは、組み合わせを探しながら「これが絶対おいしい!」「わたしこれ作る!」と楽しそう♪

実際に本物のカップケーキにトッピングを乗せ、さらに4種類のドリンクと、3種類の柄の紙ナプキンから好きなものを選んで自分だけのケーキセットを組み立てます。レイアウトにこだわって写真をパシャリ。

最後はみんなでもぐもぐしながらふりかえり。味わい深い算数ができました♪

*『食べ物で算数』ガイドブック

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