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イベント報告
オンライン海外ボランティアやってみよう!
2020年08月16日
麹町学園女子中学校高等学校の高校2年生のボランティア体験を受け入れているのですが、今年はこんな状況なのでオンラインでブータンの子どもたちにGEMSを提供することにしました。もちろん英語で!
 
『カエルの算数』というプログラムをやるのですが、元になっているアーノルド・ローベル著のがまくんとかえるくんのお話の読み聞かせにチャレンジしてもらいます。
初めての取り組みなのでドキドキもしますが、麹町の学生さん×ブータン の子どもたちでどんな化学反応が起きるかワクワクが止まりません!
オンライン文化が一気に進んで、これまでにはなかったような教育のアイディアがどんどん出てきていますが、GEMSセンターのように各地にネットワークを持っている団体は、今の状況の中コラボレーションで新しいものが生み出しやすいんです。
次はどんな楽しいことしようかしら♪
海って奥深い!#3
2020年08月16日
3つ目のワークショップはネイチャー。
NPO法人オーシャンファミリー海洋自然体験センターの海野義明さんを講師に迎えて、葉山の海の生きものをオンラインで観察する企画です。
 
今回こだわったのは、リアルの再現ではなくオンラインならではの自然との関わり方です。匂いや手触り、空気感といったものをオンラインで伝えるのには限界があります。そこで勝負してもリアルには及びません。
ワークショップの始まりは、Google Earthを使って宇宙から葉山の海へズームイン!全国から子どもたちが参加しているので、会場となる海がどんな場所にあるのか、周りがどんな地形なのかをドローン映像で確認します。
そこから一気に海の中にドボン!事前に撮影しておいた海中の映像を観ながら、海の中を探検します。スイミーのように小魚が群れで泳いでいたり、ウツボがギョロっと睨んできたり、プロが撮影したからこその魚たちの自然な姿が次々に登場。大勢で海に潜ったら驚いて隠れてしまう魚たちですが、オンラインでは一人が撮影したものをみんなで観られるからおもしろいですよね♪
 
さらに、磯に上がってカニやヤドカリの体の仕組みを観察したり、岩にカモフラージュしている貝を何匹見つけられるかクイズをしたり、マクロとミクロの視点を行ったり来たりしながら生きもの観察をしていきました。
ところでみなさん、貝ってどうやって死ぬかご存知ですか?海に遊びに行って、貝殻を拾ったことはみなさんもあると思います。ただ、野生の貝がどのようにして死んで、貝殻として打ち上げられるのかはあまり考えませんよね。写真の貝殻たちはどうやって死んだのかわかりますか?
 
子どもたちにあらかじめ貝殻を送っておき、手元の貝殻の死因を推理することにもチャレンジしました。「貝殻に丸い穴が空いてるってことは、肉食の貝にやられたのかな?」「傷ひとつないな…てことは干からびて死んだ?」と、“殺貝事件”を解き明かしていきます。
これが意外と奥深い!貝を殺す可能性のある容疑者はたくさんいます。そして、殺貝方法もそれぞれ異なります。貝殻という限られた物証から犯人を突き止めていく姿は、科学者的でもあり、刑事的でもあり。だんだん子どもたちがコロンボのような渋い顔になっていきます。
 
今年の夏休みは海に入るのが難しい状況ですが、砂浜で拾った貝殻で推理ゲームをしてみませんか?
 
▼まだまだ応募受付中!「海とさかな」自由研究・作品コンクール
海って奥深い! #2
2020年08月15日
アートに続いて、サイエンスWSの「リンゴと海」をレポートします。
 
このプログラムでは、リンゴを地球に見立て、「地球全体の1/4の部分は陸地」「陸地をさらに4等分した部分が食べものを作れる土地」といったように少しずつ切り分けていきながら、自分たちが住んでいる土地が地球上でどれだけ希少か、さらに海のごく一部に海洋資源が集中していることを体験的に気づいていきます。
新しいカケラを切り出すたびに、「これは地球の中であるものが手に入る土地の大きさなんだけど、どんな場所だと思う?」というように子どもたち聞いていきます。
分数が出てくるので高学年向けのように感じるのですが、「リンゴ一個の中でこれぐらいの大きさ」と現物を比較して考えられるので、低学年でもわかりやすいのです。
 
子どもたちは最初どうしても自分に引き付けて考えるので、「地球の16分の1は?」という質問に「日本!」と答えたりします。日本デカいな。
しかし、ディスカッションしていくうちに、だんだんと「建物が立っている場所じゃない?」「魚が獲れる場所!」といったアイディアが出てきました。
 
中でもおもしろかったのは、「人がお金を使える場所」という意見。そうか、都市部はもちろん、人が住めないような場所でも観光地ではお金が使えるから、意外とそれは大きい割合を占めるのかもしれないなぁ。子どもたちの考えは、時として“正解”を越えていくことがありますね。
子どもたちの発想の豊かさを感じたワークショップでした♪
 
▼このアクティビティが載っているガイドブックはこちら
海って奥深い! #1
2020年08月09日
8/1から始まった「海とさかな」自由研究・作品コンクールのオンライン体験学習 全9セッションを本日完走しました!
アート、サイエンス、ネイチャーと3つの切り口で海と向き合ってみたのですが、いやー海はおもしろい!
 
アートでは「海の色」をテーマに、パリで色彩アーティストとして活躍する藤井ひとみさんと、自分だけの海を色をつくるワークショップをしました。
海というと漠然と青色で塗ってしまいがちですが、例えば日本海と沖縄では海の色はまったく違いますよね。さらに、外国の海の色はどうでしょう?夕焼けや夜の海は?
海は場所や時間帯、深さによってもさまざまな色に変わります。だから、子ども達の試行錯誤の結果がどんな色になったったとしても、これはどんな海の色だろう?とそこからストーリーがつながっていきます。
 
もともと藤井さんが得意としている色づくりの探究が、海というテーマと合わさったことで、さらにファンタジックで広がりのあるプログラムになりました。こういう新しい可能性に出会える瞬間がワークショップの醍醐味ですね!
 
色だけでもさまざまな表情を見せてくれる海ですが、人間が地球上でもっとも解明できていないエリアともいわれるぐらい未知のことがたくさんあります。サイエンス、ネイチャーの2つのワークショップでは、海の不思議に迫っていきました。
そちらの報告はまた次回♪
 
*体験学習に参加していなくてもコンクールには応募できますので、夏休みにチャレンジしてみませんか?
オンライン研修toブータン
2020年07月24日
ブータンの教育関係者に向けたオンライン研修を実施しました。
オンラインということで、首都ティンプー以外の地方からもエントリーがあり、教育企業、小学校の先生、幼児教育センターの方などが参加してくれました。
研修のテーマは「探究のつくり方」。ブータンでも特に低学年の教育の見直しが進んできており、一方的に教え込むのではないアプローチを模索しています。
 
今回は『溶解について』というプログラムの中から、身近な粉(固体)を水に溶かしてみるとどうなるかという実験や、酢の中に生卵を漬け込んでおくとどうなるかという観察にチャレンジ。
最初の実験では、それぞれのお家にある砂糖や粉ミルクなどを水に入れ、かき混ぜるとどう変化するかを観察します。どうなった?と聞くと、何を当たり前なという様子で口々に「Dissolving(溶けてるよ)」と答えが返ってきました。
え、みんな違う粉を水に入れたのに、全部dissolve(溶ける)って同じ現象が起きたってこと?何で全部そう言い切れるの?その根拠は?と深堀りしてみると、「…え?」とみんなしばらく沈黙した後、「粒が消えたから」「それだけじゃなくて、液体の色が変わった!」「匂いもね」「飲んだら味も違うと思うよ?」と一気にディスカッションがお祭り状態に。
アクティビティはシンプルでも、こんな風に発問の工夫次第で深くサイエンスの世界に入っていくことができるんだよーと紹介しました。
さらに、粉を水に溶かすだけの行為が何でこれだけ盛り上がるサイエンスアクティビティになるの?というディスカッションへと発展。自分でやってみるって大事だねという意見が多く出ていました。
 
 
日本では当たり前に手に入るものが、ブータンではなかなか身近にないこともあります。モノに頼らない、ファシリテーションベースで行うGEMSは、地域を選ばずに実施できるのでブータンの先生方にもすぐ使えるアイディアだと好評でした。
「こういう研修がないから、早く次回もやって欲しい!」とリクエストもいただけたので、次は何をやろうかな~♪
オンラインの状況を楽しんでいるGEMSセンターでした。
英語で遊ぶ、英語で考える
2020年02月19日

英語でGEMS「Sink or Float ?」を開催しました。
今回は全編英語でお届けする初めての親子講座。はてさてどうなることやら。。

子どもたちが部屋の中に入ったときから、そこはもう英語オンリーの空間。進行も、ファシリテーションも英語です。

そう聞くとすごくハードルが高く聞こえますが、プログラムがシンプルな「浮く?沈む?」なので、実は使う英語はそんなに難しくないのです。

水に入れる前にWhat is this ?(これは何?)と質問。さらにSink or Float ?(沈む?それとも浮く?)と予想を聞き、Why do think so ?(どうしてそう思ったの?)と理由を確認します。このサイクルが何度もくり返されるので、子どもたちはどんどん慣れていきます。

親チームも同じように探究します。英語はI think~のように、日本語よりもI(私)が前面に出る言語です。だから、“〇〇くんのお母さん”のような子どものオマケではなく、親自身もI(私)の探究をするのは、子どもの英語マインドを育てるうえで大切なことだと思っています。

そうこう言っている間に、子どもたちの探究はどんどん熱を帯びていきます!からだを使って学ぶ体験学習コンテンツなので、英語を話すのに疲れてきても、黙々と探究する自由があるのがいいのかも。

言葉だけに寄らない英語学習って、おもしろい!

*「浮く?沈む?」が載っているガイド

おいしい算数
2020年02月17日

先週、小学校低学年を対象に「お菓子づくりで算数」というワークショップを開催しました。算数の課題にチャレンジしつつ、実際にお菓子を作ります。

元のプログラム『食べ物で算数』はメキシコ料理がテーマですが、今回はバレンタイン前ということもあって、カップケーキ作りにストーリーをアレンジ。「粒砂糖、ナッツ、グミ、マーブルチョコ、ドライフルーツという5種類のトッピングの中から、一度に3種類ケーキに乗せられるとき、全部で何通りのカップケーキができるか」という課題にチャレンジします。

大人だと、組み合わせの問題だなとパッと判断して、数式で解いたりするのですが、低学年の子たちはその方法を知りません。1つずつのパターンを絵に描いてみる子もいれば、トッピングの頭文字を3つ並べてパターンを把握しようとする子もいます。

数式で解くのに比べてすごく時間がかかるのですが、1つ1つ確認しながらやる方法には「組み合わせの中身がわかる」という大きなメリットがあります。課題としては「◯通り」という答えを求めればよいのですが、実際にお菓子をつくることを考えると、美味しそうな組み合わせとそうでない組み合わせが出てきますよね。

これが算数のテストであれば、美味しそうな見合わせなんて求めなくていいのかもしれません。でも、今回は発見した組み合わせの中から自分が食べたい2種類のケーキをつくって食べることがゴール。地道に一つずつ確認していっていた子どもたちは、組み合わせを探しながら「これが絶対おいしい!」「わたしこれ作る!」と楽しそう♪

実際に本物のカップケーキにトッピングを乗せ、さらに4種類のドリンクと、3種類の柄の紙ナプキンから好きなものを選んで自分だけのケーキセットを組み立てます。レイアウトにこだわって写真をパシャリ。

最後はみんなでもぐもぐしながらふりかえり。味わい深い算数ができました♪

*『食べ物で算数』ガイドブック

福祉と教育
2020年02月15日

埼玉県の母子生活支援施設で『カラーアナライザー』のワークショップを実施しました。
様々な事情から自立を目指す母子家庭を支援する施設ですが、その一環として学習支援も行っています。今回は、その特別版&職員研修として呼んでいただきました。

スタートはやはり緊張感に包まれていました。見知らぬ大人に対して警戒心を強く示す子もいれば、自分で考えようとしないで言われたことをやる無気力気味の子もいます。これまでの成長過程の中で大人に振り回されてきた影響は小さくないはずです。

だから、導入はとにかく丁寧に時間をかけて、この場の安全性と見通しを伝えることを大切にしました。少しほぐれて言葉出てきたら、そうだよ、それでいいんだよと声をかけながら学びに一歩踏み出す雰囲気をつくっていきます。

普段のワークショップに比べて子どもたちのスイッチが入るのに1.5倍ぐらいの時間がかかりましたが、一度壁を超えてしまえば誰だって新しいチャレンジがしたいのです。「うわぁ、おもしろーい!」「えっ、なんでなんで?」「あ、俺わかっちゃったかも!」いろんな声が出てきました。

 

秘密のメッセージづくりでは、一度失敗しても「次はこうやってみる」と切り替えて大人たちよりもアイディア豊かな作品をつくってくれた子どもたち。そろそろ時間だよーと伝えると「もう終わっちゃうの…?」と男の子。90分は短かったかなぁ^^;

最後に子どもたちには、こんなメッセージを伝えました。

「今日みんなを見ていて、うまくかなくても何回もやり直すことができていたのは素敵なことだと思ったよ。これは学習だけでなくて、日常のいろんなところで使えることだよ。うまくいかないからもういいや!なのか、うまくいかないから次どうしよう?なのか、どっちの道に行くのも自分で選べる。大人の言う通りにする必要はない。みんなは自分の人生を自分で選んでいけるよ」

終了後、1人の女の子が「次にかもとやるときもこの名札でいい?」と名札を持ち帰っていきました。うん、次も一緒にやろうね!また行くからね!

みんなアーティスト
2020年02月10日

みなさんは絵を描くときに何で色をつけますか?絵具?クレヨン?
もしその中に自分が欲しい色がなかったら、どうしますか?

自分が本当に欲しい色の絵具を1からつくるワークショップを、パリのルーブル美術館で絵画補修の研究員として活躍されている藤井ひとみさんと開催しました。

まずは、絵具の材料となる顔料の粉とアラビアゴムを観察することからスタート。顔料だけを筆につけて塗ってみても紙がわずかに色付く程度ですが、粘り気のあるアラビアゴムを1滴混ぜるだけで一気に発色のいい絵具に。

さらに、水を加えるとスーッと伸びて濃淡も表現できる水彩絵具ができあがります。あっという間に粉から絵具へと変化していくの様子にみんなびっくり!色を混ぜたり、水分量を調節したりしながら、黙々と紙に色を塗りつけていきます。

子どもたちが普段お絵かきするときは、描きたいものに合わせて色を「選ぶ」ことから始まります。それが色を「つくる」ところからスタートすると、子どもたちは形を描くということに捉われません。色の不思議を研究する科学者のノートのような、探究の軌跡がわかる素敵な作品が出来上がります。

色の探究が盛り上がっているところで、今度はお父さんお母さんが描いてくれたぬりえにチャレンジ!実はこれ、子どもたちの探究を後ろで見ていた大人たちに、「自分のお子さんがつくっている色で塗ったらおもしろそうなぬりえをつくって」とお願いして描いてもらったもの。

家に帰ってから、こんな風に子どもたちに寄り添ってあげてくださいねーという練習も兼ねて描いてもらったのですが、親が自分のために描いてくれたというのが子どもにはすごく嬉しかったみたい♪色づくりがさらに加速していきました。

アートとサイエンス、親と子、コラボレーションすることで学びの新しい可能性が広がります。次はどんなコラボレーションができるかなぁ?

*藤井ひとみ(ひとみこぱん)さんのHP

どうしてトゲが好き?
2020年01月28日

ブータンで一緒にお仕事をしているTshering Choki さんが、『動物の自己防衛』を子どもたちにやったよーと知らせてくれました!

ブータンの人がGEMSをやるのはこれが初めてのはず。『動物の自己防衛』は紙、のり、ハサミがあればすぐできるので、どんな場所でも気軽に実施しやすいんです^^

それにしても子どもたち楽しそうだなぁ♪写真からでもワークショップの盛り上がりが伝わってきます。

それにしても、子どもが動物にトゲを付けたがるのは万国共通なんですね(笑)強い=鋭い部位って感覚なのかしら?

Chokiさんいわく「子どもたちの反応がいつもと違ったわ!」とのこと。今後ブータンでGEMSがどのように展開されていくのか楽しみです!

*『動物の自己防衛』のガイドを購入する

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