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久しぶりの対面ワークショップ
2021年02月20日
事務所と同じビルにある日能研の学童「まなびわらべクラブ」で、久しぶりに子どもたちとワークショップしました!
学童スタッフのGEMSアソシエイトはっちが講師を務め、光と色のサイエンス『カラーアナライザー』を実施。学童は掲示物やら子どもたちの絵やらカラフルなものがたくさんあるので、色の観察をするにはもってこいです♪
1日のスケジュールボードに赤字で書かれた「おやつ」の文字を、「赤いフィルター通してみると消える!」と興奮する子どもたち。「おやつがなくなっちゃうから、ここが赤い世界じゃなくてよかったぁ」とふしぎな理論でホッとしていました(笑)おやつ大事だもんね。
子どもたちはこれから一週間かけて色の調査をして、来週は秘密のメッセージづくりにチャレンジします。
▼まなびわらべクラブ
明日も楽しいよ。
2020年12月26日
重い病気と闘う子どもとその家族を支援するNPOシャイン・オン!キッズの協力のもと、小児がん患者の子どもたちとオンラインワークショップをしました。
元々外部からの入室が制限されている小児がん学級ですが、このコロナ禍でさらに出入りが厳しくなり、楽しいことが少なくなっているとのこと。小学6年生の理科「水溶液の性質」で、病室内に薬品が持ち込めないため代わりの実験はできないかというご依頼でした。
そこで、GEMSの『液体の探検』と『溶解について』からアクティビティを抜粋して、見た目が似ていても水溶液の性質はそれぞれ違うことと、酸性の液体がものを溶かすことを学ぶ45分のプログラムをつくりました。
まずは、真水、砂糖水、塩水、炭酸水の中にそれぞれインクを落とし、どのように落ちていくか、広がっていくかを観察するアクティビティから。真水ではこうなったけど、塩水ではどうなると思う?炭酸水では?と1つずつ実験→観察→次の予想と進めていきます。
特に最後の炭酸水では、「わー!きれい!」と子どもたちからだけでなく先生からも思わず声が漏れ、みんなしばらく無言でインクが広がっていく様子を眺めていました。すごく距離は離れているけれど、同じものを見ている間はなんだか空間を飛び越えたような一体感があるなぁ。
 
お次は、酢の中にチョークや貝殻を入れて、泡が出たり崩れたりする様子を観察します。さらに、3日前から酢につけておいた生卵がどうなっているかをオープン!
病院の冷蔵庫や、お家であらかじめ作っておいてもらったので、子どもたちはワーキャー言いながら突いてみたり落としてみたりして酢卵を味わっていました。やっぱり現物っていいよね♪
 
最後に、今日は時間の関係でできなかったけど、まだまだ調べることはあるんだよという話をしました。
今度は自分で酢に生卵を入れて毎日観察してごらん。入れるのがゆで卵だったら結果は変わるかな?殻が溶け込んだ酢が蒸発するまで観察してごらん。どうなると思う?明日も、明後日も、まだまだ楽しいことはいっぱいあるよ、と。
終了後に先生から、楽しいことって子どもたちを奮い立たせるんですねと言っていただき、心からやってよかったと感じました。これからも院内学級へのオンラインワークショップを続けていきたいなぁ。
 
ジャパンGEMSセンターは、親団体の日本環境教育フォーラムとともに、だれひとり取り残さない環境教育を目指して寄付月間(Giving December)に参画しています。
今後もこのような活動を継続していく応援いただける場合は、下記の寄付フォームよりご支援お願いいたします。
大盛り上がりのヤクゲーム!
2020年12月21日
荒川区の多言語交流サークル多言語パークと、ブータンの子どもたちをつないでGEMSの算数ゲームで交流しました。
せっかくブータンとつなぐんだから地域性を感じられる活動にしようということで、GEMSに元々ある「カエルの池ゲーム」を「ヤクの谷ゲーム」にアレンジ(ルールは3枚目の写真参照)。
※ヤクは、ブータンなどの高地に生息する毛足の長いウシ科の動物。
 
同じゲームなのに、動物が変わるとなんかニュアンスが違う!元は池の中からカエルを捕まえていくゲームが、谷にはまったヤクを救い出すゲームになりました(笑)
でも動物が変わったからといってゲームのおもしろさは変わりません。ブータンの子も日本の子も、ヤクがヤクがと言いながら何度も親子でプレイしていました。
ちょうどワークショップ当日の朝からブータンではロックダウンが再開し、準備をする間もなく年末年始はお家で過ごすことになってしまいました。
どうせお家にいるから家族でいっぱいヤクの谷ゲームやるよ!と返っていった子どもたち。ステイホームも楽しい学びの時間にしてほしいなぁ♪
日常と学びの垣根をなくす
2020年10月23日
GEMSリーダーさんのご紹介で、東京都荒川区の地域おこし拠点としてオープンしたばかりのおぐセンターを訪れました。
ここは昔ながらの商店街にある古い八百屋さんをリノベーションした“まちのリビング”。1Fは畳の小上がりがあるカフェ&休憩場、2Fは古い梁を残したワークショップスペースになっています。
何より気に入ったのは、通りと店内にほとんど壁がないこと。街と一体となっているような空間は、商店街に来た人がふらっと入りやすい雰囲気を出しています。
GEMSセンターが目指していることの1つに、日常の中に学びを同化させるという状態があります。日本だと、「はい、もう授業始まってるから切り替えて!」と先生が言うように、日常と学びがどこか切り離されているような感覚がありますよね。学ぶときは学びのマインドや環境をセットする感じ。
GEMSが生まれたバークレーでは、日常の中に学びが溶け込んでいて、構えなくても学びに参加できるようにデザインされています。それを日本でもできないか試行錯誤していたのですが、日本の建物や貸しスペースの造りは、どこも壁がしっかりしていて、意図しないと入れないような空間になっていて難しかったのです。
でも、昔の商店の構造って通りとの間に壁を作らない。ここならふらっと立ち寄った親子がGEMSを体験していけるようなスペースがつくれるかも!とりあえず、本格オープンする11月以降に新しい形のGEMSワークショップをトライしてみたいなと考えています。
近代のではなく、伝統的な商店の形に、やりたいことのヒントを発見しました♪
おうちから世界へ
2020年10月14日
ブータンのパートナーとオンラインで意見交換。
いろいろと話をする中で、せっかくオンラインツールが発達してきているから、これまで国際交流の枠組みに乗っかれていなかった人たちに何か提供したいねという話題に。

 
例えば、幼児やスペシャルニーズ、学校に行けていない子どもたち。そういった子たちにとって、海外というのは国の外以前に、家の外、つまり自分の安心空間の外になります。
登校しないと国際交流にエントリーすることもできない、飛行機に長時間乗れない子は現地の人とふれあうことができないー。さまざまなプログラムに、暗黙の“条件”が課せられていたりします。
でも、オンラインならおうちにいながら海を越えられる。自分の世界を拡げることができる。
ブータンとのプロジェクトがどんどん動き出していきます。
自分でやるからおもしろい!
2020年10月13日

来年度からActive Scienceのプロジェクトで関わる麹町学園女子中学校・高等学校で全校講演会を行いました。

テーマは「『自分の楽しい』を自分でつくる」。感染防止のためにオンラインで各教室に配信する形でしたが、小さいアクティビティやぺちゃくちゃを取り入れつつ、聞いているだけではないように工夫しました。

その中でMI(Multiple Intelligence)の話をしたのですが、終了後に30人以上の生徒さんたちが相談にいらっしゃいました。

学習のこと、友人関係のこと、将来のこと、なんとなく不安なまま過ごしていたものを、MIというヒントを得て何か変えられるかもしれないと思ったみたい。

昼休みの1時間まるっと生徒さんたちと話して終わりました。少しでも響くところがあったなら嬉しいなぁ^^

★日能研「8つの知能(MI)で自分の可能性を見つめ直す」

久しぶりの対面WS
2020年10月11日
今年で3年目となる専修大学でのワークショップを実施しました。
大学のレギュレーションに則って感染防止対策をしながらのワークショップなので、いつもとはだいぶ勝手が違います。授業もこの授業だけ以外はオンラインとのことで、学生さんもあまり打ち解けられていない様子です。
 
密にならなくても楽しめるものーと考えて、個人作業が多い光と色の探究『カラーアナライザー』を選びました。
回折格子で白い光を分光してみたり、いろいろなものを赤・緑のフィルムを通してみると色が変わって見えることを観察したりといった通常の流れに加えて、換気も兼ねてお外へGo!
 
構内を歩きながら、赤・緑のフィルムで見たときに色の変化がおもしろいものを探して写真に撮ってきてもらいます。コロナ下のワークショップでは、こうやって部屋外に出る活動が有効になりそう。
みんなが外に行っている間に喚起や消毒ができるし、どうしても制約が多くなる今のワークショップでは、自由に動ける時間をつくってあげることも大切です。
 
外での学生さんたちの様子を見ていると、いいリフレッシュになっている感じ。3時間という長丁場でしたが、楽しく終えることができました♪
 
オンラインGEMS toブータン
2020年10月07日
麹町学園女子高等学校の生徒さんたちと、ブータンの子どもたちにZoomを使ったオンラインGEMSワークショップを実施しました。
約30人の子どもたちが参加してくれたのですが、ブータンの西から東から、僕たちがまだ行けていない地方からもログインしてくれたのは驚き。これもオンラインならではですね。
 
今回トライしたのは『カエルの算数』のアレンジ版。まずは、高校生たちが英語でアーノルド=ローベル作「なくしたボタン」の読み聞かせ(ブータンの教育はほとんど英語で行われます)。
がまくんがなくしたボタンを探しに行くもなかなか見つからず…というお話ですが、麹町学園ではアクティブイングリッシュを掲げて英語に力を入れているので、生徒さんたちの発音がとてもきれい!子どもたちも聴き入っています。
そこから、ブレークアウトルーム(小部屋)に分かれ、自分だけのボタンをデザインするお絵かきパートへ。ここでも高校生たちの方から「そのボタンかわいいねぇ!」「何色が好きなの?」などと積極的に声をかけてくれていました。
 
 
しかし、ワークショップ終了後には、「子どもたちに何て声をかけてあげればいいか難しかった」「英語の勉強はたくさんしているけれど、いざとなると咄嗟に英語が出てこなかった」と反省の弁。
掘り下げて聞いてみると、しっかり勉強しているが故に、文法や語法が合っているか気になってしまって二の足を踏んでしまったとのことでした。たしかに普段彼女たちが英語で話すのは同世代より上の人たちが多く、“整った”英語を使っています。
一方で、まだ言葉が成熟していない低学年の子どもたちと話す時は、一人ひとりの理解度に合わせてこちらの英語レベルを調整してあげる必要があります。
それでも「悔しいからまたワークショップの機会があったらやらせてください!」と成長意欲を見せてくれた高校生たち。本当にアクティブです。
 
ブータンのお母さんたちからは、「次も参加したいから情報をすぐ流してちょうだい!」ってリクエストがたくさん来ていますよ♪また一緒にワークショップしましょうね^^
 
オンライン海外ボランティアやってみよう!
2020年08月16日
麹町学園女子中学校高等学校の高校2年生のボランティア体験を受け入れているのですが、今年はこんな状況なのでオンラインでブータンの子どもたちにGEMSを提供することにしました。もちろん英語で!
 
『カエルの算数』というプログラムをやるのですが、元になっているアーノルド・ローベル著のがまくんとかえるくんのお話の読み聞かせにチャレンジしてもらいます。
初めての取り組みなのでドキドキもしますが、麹町の学生さん×ブータン の子どもたちでどんな化学反応が起きるかワクワクが止まりません!
オンライン文化が一気に進んで、これまでにはなかったような教育のアイディアがどんどん出てきていますが、GEMSセンターのように各地にネットワークを持っている団体は、今の状況の中コラボレーションで新しいものが生み出しやすいんです。
次はどんな楽しいことしようかしら♪
海って奥深い!#3
2020年08月16日
3つ目のワークショップはネイチャー。
NPO法人オーシャンファミリー海洋自然体験センターの海野義明さんを講師に迎えて、葉山の海の生きものをオンラインで観察する企画です。
 
今回こだわったのは、リアルの再現ではなくオンラインならではの自然との関わり方です。匂いや手触り、空気感といったものをオンラインで伝えるのには限界があります。そこで勝負してもリアルには及びません。
ワークショップの始まりは、Google Earthを使って宇宙から葉山の海へズームイン!全国から子どもたちが参加しているので、会場となる海がどんな場所にあるのか、周りがどんな地形なのかをドローン映像で確認します。
そこから一気に海の中にドボン!事前に撮影しておいた海中の映像を観ながら、海の中を探検します。スイミーのように小魚が群れで泳いでいたり、ウツボがギョロっと睨んできたり、プロが撮影したからこその魚たちの自然な姿が次々に登場。大勢で海に潜ったら驚いて隠れてしまう魚たちですが、オンラインでは一人が撮影したものをみんなで観られるからおもしろいですよね♪
 
さらに、磯に上がってカニやヤドカリの体の仕組みを観察したり、岩にカモフラージュしている貝を何匹見つけられるかクイズをしたり、マクロとミクロの視点を行ったり来たりしながら生きもの観察をしていきました。
ところでみなさん、貝ってどうやって死ぬかご存知ですか?海に遊びに行って、貝殻を拾ったことはみなさんもあると思います。ただ、野生の貝がどのようにして死んで、貝殻として打ち上げられるのかはあまり考えませんよね。写真の貝殻たちはどうやって死んだのかわかりますか?
 
子どもたちにあらかじめ貝殻を送っておき、手元の貝殻の死因を推理することにもチャレンジしました。「貝殻に丸い穴が空いてるってことは、肉食の貝にやられたのかな?」「傷ひとつないな…てことは干からびて死んだ?」と、“殺貝事件”を解き明かしていきます。
これが意外と奥深い!貝を殺す可能性のある容疑者はたくさんいます。そして、殺貝方法もそれぞれ異なります。貝殻という限られた物証から犯人を突き止めていく姿は、科学者的でもあり、刑事的でもあり。だんだん子どもたちがコロンボのような渋い顔になっていきます。
 
今年の夏休みは海に入るのが難しい状況ですが、砂浜で拾った貝殻で推理ゲームをしてみませんか?